夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「うん…。風のパレードを見てるの…好きだよ。」

「風のパレード?」

「そう。徐々に横並びの状態で、近づいてくるから…。パレードみたいだろ?」

それを聞いて、中林は吹き出した。
それを見た、矢口は不機嫌になった。

「何が…おかしいんだよ…。」

「ご、ごめんね、だって…、矢口がそんなにロマンチストだったなんて…。」

中林は、涙を拭いていた。