夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「あっ…また、風が来る…。」

矢口が呟き、中林は彼を見た。

「えっ!?」

中林がなんの事かがわからないうちに、彼女の長い髪の毛が風に揺れた。

「うわっ、すごいよ!よくわかったね!!」

中林が感嘆の声をあげるが、矢口は淡々としていた。