夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「優花、気をつけなさいよ。」

千尋さんの言葉に、大沢さんは、隣の母親を見て、自分は振り返って千尋さんを見た。

「ああやって、スカートの中を覗くから。」

千尋さんはいたずらっぽく笑った。

「な、なに言ってんの…。」

動揺しなくてもいいところで、動揺してしまう自分が情けない。