今、自分の手には『退職願』と書かれた封筒がある。

それをマジマジと見て一つ息を吐いた。

「こいつの…準備を買いに行ったのが…始まりだったな…。」

自分はそれをバックの中に入れると部屋を出た。

10月ももう間もなく終わる頃、ギプスも取れ、足もほとんど元の通り動かせるようになっていた。