夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「やぐ…矢口さ〜ん」

大沢さんの悲鳴が響く。

泣かないで…、嫌いになった会社での…楽しみは…大沢さん…の…笑顔…だった…。

痛さが増してきて…、目を開けれなくなってきた…。
そんな中、最後に見たのが大沢さんの泣き顔だった。

「何事…おいっ!!人を呼べ!!」

物音に気づいて、倉庫に来た誰かのその声を最後に意識も途切れてしまった。