夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

その週末…。

自分はショッピングセンター“ガロー”のレジに並んでいた。

午前は混むな…。もうちょっと、あとからにすればよかったかな…。

そんなちょっとした後悔をしていると…。

「へぇ〜、封筒に便箋…筆ペン……とどめは履歴書か…。」

その声は、斜め後ろからし、そちらを振り返った。

「大沢さん!?」

こちらの驚きには、無反応のまま、彼女は、

「『あそこで、アイスでもどう?』って言うよね?」

フードコートを指して睨んでくる。