夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「なんで?、こうして送ってもらっているのに…。感謝する事はあっても怒る事は…。」

「だって…、怪我させたの…私だし…。勝手にこんな事…。」

大沢さんは、運転を続けながら言った。



あの日、真垣の所へ戻った後、大沢さんは携帯をしながら、商品を下ろしていた。
当然、視線は携帯だ。

そして、棚の柱に引っかかっているのを気付かずに商品を引っ張っていた。

ダメだ、危ない!!