夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「駅…反対だぞ。」

「私…、駅までなんて言ってないよ。刈江の“セダックス”でカラオケするの…だから…いいの。」

刈江…自分の住所だ…。
気持ちを有り難く受け取る事にした。

「そう…、悪いね。」

自分は窓の外に目をやった。


「ねぇ…、怒ってる?」

な、何を言ってるんだ、大沢さんは…。