夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「いいから…。退院したばかりなんでしょ?無理しないで…。もとは、私のせいの怪我なんだし…。」

大沢さんの声は沈んでいる。
う〜ん、これは断れないかな…。

「わかった…、じゃ、申し訳ないけど…お願いできる?」

自分の言葉に大沢さんは、頷いてから、助手席のドアを開けた。



自分を乗せて走り出した車の行き先に、疑問を感じた。