夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

また…、30分か…。

と、その時、急に駐車場の車のライトが点き、自分はその明かりに照らされた。

な、なんだ!?

眩しさに目を細めていると、

「送る…よ。」

声の主は大沢さんだ。

車外に出てきて、こちらに歩み寄ってきた。

「いいよ…歩くから…。」

女の子に送ってもらうなんて…。