夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「こちらこそ…お願いします。」

私は頭を下げた後、

「矢口さん…ちょっといいですか?」

と、矢口さんを見た。

「わかった…。」

矢口さんは、一言言うと、

「真垣さん、悪いけど、向こうの棚の商品の復習をしていて。」

と、真垣さんに指示をだし、真垣さんは、頷いて離れていった。