「好きですっ!」




うわっ!




告白現場に居合わせてしまった。




そーっと相手を見てみる。




相手は楠木拓也(クスノキ タクヤ)、学校のアイドルらしいけど。




またアイツか・・・。




これでアイツが告白されているところを見るのは何度目だろう。




こそこそ聞くのはいけないことだけど・・・。




「ごめん」




え、即答?!




「ちょっと! あんまりじゃないの?」




「何が?」




「もうちょっとこの子の気持ちも考えて返事するべきじゃないのって」




「だから?」




あーもうっ!