さや「……」
さやは肉が焼ける光景をずっと見ていた。
さや「(なんでよりによって……)」
海の班と一緒の班でバーベキューだった。
あの花火の時にいたももが言っていたヒロトの好きな人らしき人もいた。
ヒロトはその人にいろいろ取ってあげているいた。
さや「……?」
溜め息をついていると隣に誰か座る。見ると将だった、
さや「なにしてるの?」
将「これも食えよ」
将はさやの皿に勝手にお肉を置いた。
さや「いらないよ。なに?」
将「気安く話かけんな」
さや「(ちっ……あぁはいはい)」
将「ヒロト見てるの?」
さや「(話かけんな言うたくせに……)はい。そうですけどなにか?」
将「むかつく」
さや「あ?ちょ……」
将はさやに自分の皿に盛ってあった物を移した。
将は自分のファンと戯れに行った。
さや「……」

さやのお皿には大量のお肉と野菜……

さや「……」

将は自分の思い通りや気にくわないことがあるといつもああやって態度に出ていた。


さやはそれにうんざりしていた。