…え?

う、嘘…でしょう?

「クスッ」と舞が馬鹿にしたように笑った。

自分の中に怒りが沸々と湧いてくるのが分かる。

……あれ?

舞の首筋に…アザ?あんなのあったっけ?

花びらみたいなカタチ…しかも、たくさん。

私がアザを見ていることに気付いたのか、舞は首をさっと隠し、私を凄い形相で睨んできた。

――――ゾクッ

『見てはいけないものを見てしまった』

私は、直感でそう思った。