カンサツ日記

「舞」

「なぁに?はるちゃん…」

「警察行こ?」

「…なんでぇ?」

「な、なんでって…」

「舞、悪いことはなぁ~んにもしてないよォ??」

「は?」

「ふふ…ふふふふ…」

さっきまで泣いていたのがウソのようにケラケラと狂った笑い方をする舞。

もうすぐ夕暮れ。

辺りは真っ赤に染まり始めていた。