「駄目かな?」 僕は首を横に振った。 安藤君は満面の笑みを見せた。 「黒田君優しいですねー。」 「文化祭なんかよりも喧嘩だろ。」 「そうだ! 喧嘩大会開こうぜ。」 そう言って、クラスメイトたちは紙にトーナメント表を書き始めた。 何だか、別の方向に進んで盛り上がってるような。 「黒田君?」 「うん…こっちだよ。」 僕は放送室まで案内することにした。 みんな喧嘩大会のことに夢中で、誰ももうこっちを見ていなかった。