「あっ元気。」 安藤さんに注目が集まっていたせいで、みんな俺に気づいてなかったらしい。 「おおー! 君、書いてくれるの!」 安藤さんは俺の手を握って、ブンブンと振る。 「元気、超うける。」 「文化祭のこと まだ諦めてなかったの?」 「いいんじゃね? やりたい奴だけやれば。」 「見てて暑苦しいんですけど。」 俺は慣れてる。 このクラスの奴は、そういう奴だってことは、とっくにわかってる。 “ドンッ…ガラガラガラッ…” 慣れてない方が1名。 安藤さんは拳で壁を殴った。