勇者がいた33日間(お休み)





「だーからっ!
書かねえって言ってんだろ!」



荒木は安藤さんの顔面目掛けて、殴りかかる。



“パシッ”



「君なんかより
俺の方が強いよ?」



安藤さんは片手で、荒木の拳を受け止めた。


 …やっぱ、やっぱりすげえや!!


俺は感動の目で安藤さんを見る。

誰よりも安藤さんがかっこよく見えた。



「さっ、誓約書を…」

「書かねえったら!」



荒木は安藤さんの手をはらった。



「いや~、書いてくれなきゃ
困るんだよね。」

「俺の知ったこっちゃない!」

「書いてくれなきゃ……」



「はいっ!
俺書きますっ!!」



俺は右手を上げた。

みんなの目が一気にこっちを向いた。