勇者がいた33日間(お休み)




「榊って、あの榊?」

「俺以外に誰がいんだよ。」



榊君はフンッと胸を張る。



「君に頼みがあるんだよ~。」

「矢野ちゃーん!」



安藤君が榊君に頼んだのと同時に、聞き覚えのある声が聞こえた。


 げっ……!
 さっきの女子。


トコトコと可愛らしく走って、美少女の元へ来た。



「あっ、さっきの…」

「原田輝。
榊のこと見つけれたんだね♪」



原田輝という女子は、安藤君にデレデレしながら話す。


 安藤君にばっか良い顔して…


やっぱり僕は、この女子は苦手です。



「おいっ!転校生。
俺を無視すんな!
一体何の用だよ。」

「だから、安藤涼真だってば。」


榊君は中々話が進まず、イライラが募り始めていた。