「榊って、あの榊?」
「俺以外に誰がいんだよ。」
榊君はフンッと胸を張る。
「君に頼みがあるんだよ~。」
「矢野ちゃーん!」
安藤君が榊君に頼んだのと同時に、聞き覚えのある声が聞こえた。
げっ……!
さっきの女子。
トコトコと可愛らしく走って、美少女の元へ来た。
「あっ、さっきの…」
「原田輝。
榊のこと見つけれたんだね♪」
原田輝という女子は、安藤君にデレデレしながら話す。
安藤君にばっか良い顔して…
やっぱり僕は、この女子は苦手です。
「おいっ!転校生。
俺を無視すんな!
一体何の用だよ。」
「だから、安藤涼真だってば。」
榊君は中々話が進まず、イライラが募り始めていた。

