「焼きそばパン譲れや。」
「そっちこそ譲ってよ。」
「この世の物は
全部俺のなんだよ。」
「それ、こっちのセリフ。」
どちらも焼きそばパンは譲る気はないらしい。
僕と榊君の子分は、遠くから2人を見ていた。
「お前…
見たことねぇ奴だと思ったら、
噂の転校生じゃねぇか?」
「安藤涼真。
君は一体誰なのかな。」
榊君は少しピクッとなった。
その様子を見た僕と子分たちは、ヒヤヒヤした。
榊君がきれるんじゃないかと思って。
「まぁ仕方ない。
転校生だもんな。」
「だから、安藤涼真だって。」
「俺はナン…」
「おばさん、焼きそばパン1つ。」
「150円。」
「はい♪」
「「えっ」」

