勇者がいた33日間(お休み)





「焼きそばパン譲れや。」

「そっちこそ譲ってよ。」

「この世の物は
全部俺のなんだよ。」

「それ、こっちのセリフ。」




どちらも焼きそばパンは譲る気はないらしい。

僕と榊君の子分は、遠くから2人を見ていた。




「お前…
見たことねぇ奴だと思ったら、
噂の転校生じゃねぇか?」

「安藤涼真。
君は一体誰なのかな。」




榊君は少しピクッとなった。

その様子を見た僕と子分たちは、ヒヤヒヤした。

榊君がきれるんじゃないかと思って。



「まぁ仕方ない。
転校生だもんな。」

「だから、安藤涼真だって。」

「俺はナン…」



「おばさん、焼きそばパン1つ。」

「150円。」

「はい♪」


「「えっ」」