「安藤涼真。よろしく。」
みんな、安藤君に睨みをきかせる。
けど、安藤君は終始にこやかとしていた。
ああ、またケンカが始まる
十文字先生が出ていった瞬間が合図だ。
「お前の席……う~ん、あの眼鏡かけた黒田の隣な。」
「はいはい。」
よりによって…僕の隣
「よろしくな、黒田君。」
安藤君は爽やかな笑顔を向けた。
イケメンフェイスが炸裂する。
見た目に反して、爽やか少年なのか?
「それじゃ、これ以上窓壊すなよ~。」
十文字先生が教室を出ていった。
のと同時に、このクラスのリーダー的存在・松木君と沢君が立ち上がった。

