勇者がいた33日間(お休み)





「だって、自分のクラスメートが
書いていないなんて
示しつかないじゃん?」

「だとしても
俺らに関係ないだろうが!」

「黒田君は率先して
書いてくれたぞ。」



安藤君は一枚の紙を沢君につきだした。

僕は何のことだかわからない。

誓約書を書いた覚えはなかったから。



「黒田!」



沢君の野太い声は、さらに大きさを増す。



「は、はいっ!」



僕は恐怖に怯えながら返事したら、声が裏返ってしまった。



「お前、本当に書いたのか?」

「黒田君、昨日書いたじゃん。
自分の名前を“紙”に。」



僕は記憶を巻き戻した。