勇者がいた33日間(お休み)




「お前ら席つけー!」



渋々、沢君は自分の席に戻っていく。

沢君が安藤君に向かって舌打ちしたのは、バッチリと聞こえた。



「今日も特にない。
何か話しあるやついるか?」



と言いながら、十文字先生は安藤君のほうを見る。

いつもだったら“なし。以上!”と言って、教室を出ていくのに、今日は違った。


 なんてわかりやすいんだろう…。



「先生ー!
俺から話あるんだけど。」



安藤君は手を上げ、前に出ていった。

みんなの顔が不愉快そうになっていくのがよくわかる。



「文化祭のことなんだけど。
実行するために、みんなの
誓約書集めることにしたんで
記入して下さい。」



安藤君は手に持っていた紙を見せた。



「何で俺らがそんなこと
やんなきゃいけないんだよ!

つーか、文化祭なんて
やんねーし。」



一番早く噛みついてきたのは、沢君だった。

それから、いろいろなブーイングが飛んだ。