「まだかよ!」
1分ばかしで豪勢にセッティングされたテーブルにみんな仲良く座って、料理ができるのを待った。
「そんなすぐに出来るわけねぇだろ。」
「んだと?!
普通店でこんなに
待たされるんですかー?」
一之瀬君はクラスメートの1人に嫌みっぽく言い返した。
クラスメートは何も言い返さず、大人な対応を見せる。
1番舎弟関係がはっきりしていた5組だったけど、今ではそんな上下関係は全く見えなかった。
「どうしたの?黒田君。
そんなにソワソワして。」
「いや、ただの試食なのに、
こんな豪勢にセッティングする理由って…」
本格的なレストランのようにセッティングされたために、僕は無駄な緊張をしていた。
「雰囲気って感じんでしょ?」
と言って、安藤君はいつものように余裕のある顔をした。

