勇者がいた33日間(お休み)




「まだかよ!」



1分ばかしで豪勢にセッティングされたテーブルにみんな仲良く座って、料理ができるのを待った。



「そんなすぐに出来るわけねぇだろ。」

「んだと?!
普通店でこんなに
待たされるんですかー?」



一之瀬君はクラスメートの1人に嫌みっぽく言い返した。

クラスメートは何も言い返さず、大人な対応を見せる。


1番舎弟関係がはっきりしていた5組だったけど、今ではそんな上下関係は全く見えなかった。




「どうしたの?黒田君。
そんなにソワソワして。」

「いや、ただの試食なのに、
こんな豪勢にセッティングする理由って…」




本格的なレストランのようにセッティングされたために、僕は無駄な緊張をしていた。



「雰囲気って感じんでしょ?」



と言って、安藤君はいつものように余裕のある顔をした。