勇者がいた33日間(お休み)





「黒田君、そこのスイッチ
押してくれない?」



僕は言われたとおりに、スイッチをOFFからONにする。

赤く光るスイッチ。

放送できる合図だ。



『あっあー!
マイクテスト。マイクテスト。』
「せんせーい、聞こえてるー?」


「聞こえてるよー!」




安藤君の修理は完璧だった。

僕はこの高校に来て、初めて放送を聞いた。

少し感動したのは、内緒です。



「じゃ、やりますか。」



安藤君はおっきく背伸びをした。



“ピンポンパンポーン”



『えー、全校生徒のみなさーん。
十分後に体育館に集まってくださーい。

…絶対来いよ?不良共!』



“ピンポンパンポーン”