勇者がいた33日間(お休み)




「ハァ…ハァ……」



さすがに1人で20人は、しんどかった。

俺の足元には10人ぐらいの舎弟が倒れている。


 まだ、あと10人以上も…。


一瞬でも気を抜くと、やられてしまいそうだ。



「……!?」



一瞬の隙をつかれ俺の体を抑え込み、目の前には拳を作った舎弟。


 気を抜くいたら
 ダメだっつったばかりなのに…


反抗する力は残っていなかった。



「コノ……!!」



舎弟が拳を振り上げた時、もうダメだと思い目を瞑った。



“ドンッ!ゴンッ!”



 あれ?
 殴られていない。それに…


俺を押さえ込んでいた奴も殴ろうとした奴も、気絶していた。

今、俺の目の前に立っているのは…涼真君。

涼真君は頭を痛そうに擦っていた。



「どんだけ石頭なんだよ…イテテ。」



涼真君は後ろを振り替えって、



「ほら。」



俺に手を差しのべた。


 こんなこと。
 前にもあったな。
 いつだったけ?