「ハァ…ハァ……」
さすがに1人で20人は、しんどかった。
俺の足元には10人ぐらいの舎弟が倒れている。
まだ、あと10人以上も…。
一瞬でも気を抜くと、やられてしまいそうだ。
「……!?」
一瞬の隙をつかれ俺の体を抑え込み、目の前には拳を作った舎弟。
気を抜くいたら
ダメだっつったばかりなのに…
反抗する力は残っていなかった。
「コノ……!!」
舎弟が拳を振り上げた時、もうダメだと思い目を瞑った。
“ドンッ!ゴンッ!”
あれ?
殴られていない。それに…
俺を押さえ込んでいた奴も殴ろうとした奴も、気絶していた。
今、俺の目の前に立っているのは…涼真君。
涼真君は頭を痛そうに擦っていた。
「どんだけ石頭なんだよ…イテテ。」
涼真君は後ろを振り替えって、
「ほら。」
俺に手を差しのべた。
こんなこと。
前にもあったな。
いつだったけ?

