勇者がいた33日間(お休み)




今は昼のはずなのに、ここは夕方かってぐらい薄暗い。

いつものケンカの場所。




「おめぇ1人で来るなんて
いい度胸じゃねぇか。」



中谷の後ろには、ざっと20人ぐらいの舎弟がいた。



「フッ…そうだったな。
お前には仲間がいねえもんな。」



中谷は挑発的に言うが、全然挑発になっていない。

俺は好きで1人でいるだけ。


 作りたかったら、
 とっくに作ってい……
 いや、作ってないな。
 作れないな。


こんな俺なんか仲間なんてできるわけない。



「そういやお前。
昔いじめられっ子だったんだってな。」



中谷はどこからか俺の昔話を聞いたらしい。

優位になれたと思っているが、全くもって俺はダメージを受けてない。



「……お前みたいな奴が
仲間ごっこなんてカッコ悪いな。」



俺は中谷の地雷を踏んだ。

一斉に襲いかかってくる舎弟たち。

俺は軽々と交わしては、殴ったり蹴ったり。




「グッ…フッ…」



 こいつも!



「オリャーーッ!!」



 こいつも!


前見た奴とは違う、初めて見る奴ばかり。

これを仲間ごっこ以外に何て呼ぶんだよ。