今は昼のはずなのに、ここは夕方かってぐらい薄暗い。
いつものケンカの場所。
「おめぇ1人で来るなんて
いい度胸じゃねぇか。」
中谷の後ろには、ざっと20人ぐらいの舎弟がいた。
「フッ…そうだったな。
お前には仲間がいねえもんな。」
中谷は挑発的に言うが、全然挑発になっていない。
俺は好きで1人でいるだけ。
作りたかったら、
とっくに作ってい……
いや、作ってないな。
作れないな。
こんな俺なんか仲間なんてできるわけない。
「そういやお前。
昔いじめられっ子だったんだってな。」
中谷はどこからか俺の昔話を聞いたらしい。
優位になれたと思っているが、全くもって俺はダメージを受けてない。
「……お前みたいな奴が
仲間ごっこなんてカッコ悪いな。」
俺は中谷の地雷を踏んだ。
一斉に襲いかかってくる舎弟たち。
俺は軽々と交わしては、殴ったり蹴ったり。
「グッ…フッ…」
こいつも!
「オリャーーッ!!」
こいつも!
前見た奴とは違う、初めて見る奴ばかり。
これを仲間ごっこ以外に何て呼ぶんだよ。

