勇者がいた33日間(お休み)





 ハッ!?


僕は大事なことに気がついた。


 戸、壊しちゃったよ~…


壊した本人でもないのに、僕は無駄な心配をしていた。

壊した当の本人は、放送室の中をいじっている。




「…安藤君?」

「黒田君、工具か何か
持ってきてくれないかな?」

「えっ、工具?」

「配線も駄目だし、
マイクも駄目だし、
修理しなきゃ、
使いもんにならないからさ。」



安藤君は手についたホコリを払った。



「じゃあ、ちょっと待っ…」

「ほらよ、工具。」



声がしたほうを見ると、工具を片手に持って、壁に寄りかかっていた十文字先生がいた。



「サンキュー、先生。」




安藤君は工具を受け取り、袖を捲って、修理に取りかかった。