勇者がいた33日間(お休み)




「先輩方~!!」



1階の特別教室付近の廊下に先輩方はいた。


 双子さんの言った通りだ!
 すげ~!!


俺は双子さんの伝言を伝えにきた。



『おい、バカ元気。』

『バカは入りませんよ。
俺は元気ですよ。』

『……そんなことどうでもいい。
谷川はもうこの学校には居ない。』

『えっじゃあ、早く先輩に…』

『やっぱりお前バカ。
どこにいるのか分かるのか?』

『分かんないっす…。』

『1階のセミナー前にいるから。
早く伝えに行け。』



「って、双子さんに言われて…。」



俺は良い情報を伝えにきたつもりだったけど、2人はさらに深刻そうな顔をする。



「あっ!あと。」



俺は双子さんの最後の伝言を言いそびれるところだった。



「今日谷川さんは、
青南の奴らに呼ばれて…」

「青南?」

「ライバル高ですよ。
ここにやたらと
敵対心を抱いてるんですよ。」



飛鳥先輩の話を聞き終えると、安藤先輩は走って行ってしまった。

飛鳥先輩も行こうとするが、俺は飛鳥先輩の腕を掴んだ。



「安藤先輩だけ行かせろ。
…って、双子さんが。」



飛鳥先輩は、何で?という顔をした。

俺も双子さんの考えはわからなかった。