「先輩方~!!」
1階の特別教室付近の廊下に先輩方はいた。
双子さんの言った通りだ!
すげ~!!
俺は双子さんの伝言を伝えにきた。
『おい、バカ元気。』
『バカは入りませんよ。
俺は元気ですよ。』
『……そんなことどうでもいい。
谷川はもうこの学校には居ない。』
『えっじゃあ、早く先輩に…』
『やっぱりお前バカ。
どこにいるのか分かるのか?』
『分かんないっす…。』
『1階のセミナー前にいるから。
早く伝えに行け。』
「って、双子さんに言われて…。」
俺は良い情報を伝えにきたつもりだったけど、2人はさらに深刻そうな顔をする。
「あっ!あと。」
俺は双子さんの最後の伝言を言いそびれるところだった。
「今日谷川さんは、
青南の奴らに呼ばれて…」
「青南?」
「ライバル高ですよ。
ここにやたらと
敵対心を抱いてるんですよ。」
飛鳥先輩の話を聞き終えると、安藤先輩は走って行ってしまった。
飛鳥先輩も行こうとするが、俺は飛鳥先輩の腕を掴んだ。
「安藤先輩だけ行かせろ。
…って、双子さんが。」
飛鳥先輩は、何で?という顔をした。
俺も双子さんの考えはわからなかった。

