勇者がいた33日間(お休み)





「う~ん…どこ行ったのかな?」



谷川君を追いかけたのところまでは良かったけど、教室を出てからの行方は全くわからなかった。



「あの~…安藤君と谷川君って…」

「幼なじみかな?
俺、小1か2ぐらいまで
ここら辺の学区に住んでいたんだ。」

「えっ、じゃあ僕と近いと…」

「会ってたかもね。」



安藤君は壁に寄りかかって、谷川君の話をしてくれた。



「道合君、今は
ケンカ強いみたいだけど。

昔は体力もなくて
ケンカはめっぽう弱くて
引っ込み思案で、
今と正反対だったんだ。」



安藤君は懐かしそうに、だけどどこか寂しそうに、上を見た。


僕の予想だと、安藤君と谷川君って幼なじみだけじゃなく、親友だったんだと思う。



「いつだったかな。
道合君が……」



安藤君は谷川君の話をするときはものすごく嬉しそうに見える。

やっぱり2人は親友同士だったんだ。