「う~ん…どこ行ったのかな?」
谷川君を追いかけたのところまでは良かったけど、教室を出てからの行方は全くわからなかった。
「あの~…安藤君と谷川君って…」
「幼なじみかな?
俺、小1か2ぐらいまで
ここら辺の学区に住んでいたんだ。」
「えっ、じゃあ僕と近いと…」
「会ってたかもね。」
安藤君は壁に寄りかかって、谷川君の話をしてくれた。
「道合君、今は
ケンカ強いみたいだけど。
昔は体力もなくて
ケンカはめっぽう弱くて
引っ込み思案で、
今と正反対だったんだ。」
安藤君は懐かしそうに、だけどどこか寂しそうに、上を見た。
僕の予想だと、安藤君と谷川君って幼なじみだけじゃなく、親友だったんだと思う。
「いつだったかな。
道合君が……」
安藤君は谷川君の話をするときはものすごく嬉しそうに見える。
やっぱり2人は親友同士だったんだ。

