勇者がいた33日間(お休み)





「まっ、ほどほどにな?」

「はっはいっ!」




十文字先生との話はひとまず終了した。

僕は一気に緊張がほどけた。

十文字先生と話すときには、無駄に体力を使う。

今も、もうくたくただ。



「安藤君、何してるの?」



安藤君は、放送室の戸をガチャガチャといじっていた。

だいぶ錆び付いている音がしている。



「う~ん…黒田君、
ちょっと退いてて。」



僕は安藤君に言われたとおりに、一歩後ろに下がった。


 何するのかな?


と思ったら、安藤君は右足を高く上げて、勢いよく降り下ろした。

見事、ドアノブに直撃し、ドアノブはポロッと落ちてしまった。


 どんなバカ力で!?


僕は、またガダガタ震えていた。




「開いた♪開いた♪」



黒田君はにこやかな表情で、放送室に入っていった。