勇者がいた33日間(お休み)




「その中に落ちたら…」

「だから、俺っていい人?」

「…いい人に
決まってるじゃないですか!」



掃除を手伝ってくれたし、こうやって誓約書集めも探しも手伝ってくれたし……



「それ、全部嘘。
俺、本当は悪い人だから。」

「えっ…あっ!」



田中カケル君はニコッと笑った後、誓約書を全部焼却炉の中に捨ててしまった。

僕は焼却炉の中を覗くけど、誓約書は灰になってしまっていた。



「何で!何でこんなこと…!」

「転校生ムカつくんだもん。
それに、文化祭?
誰もやりたがるわけないじゃん。」



僕はギッと田中カケル君を睨み付けた。

そして、胸ぐらに掴みかかった。



「はっきり言って、
うざいんだよ。」

「イテッ!!」



僕は簡単に投げ飛ばされてしまった。



「その目、ムカつくんだけど。」



 殴られるっ!!


そう覚悟したとき、



「黒田君!大丈夫?」