勇者がいた33日間(お休み)




「誓約書、こっちにはなかったよ。」

「僕の方にもありませんでした。」



体育館をくまなく探したけど、体育館に誓約書はなかった。

もう探す場所はない。


 誓約書…どこにあるんだろう…




「ゴミ捨て場の方探してみる?
もしかしたら誰かが間違えて…」

「そうですね!
いってみましょう!」



田中カケル君は一生懸命になって探してくれている。



「あっあの…
ネクタイ、わた…」

「あっ、ネクタイ?
昨日どこかになくしてさ。
全くどこに置いてきたんだか。」



田中カケル君はアハハと笑う。


 昨日、田中ショウ君に渡して
 届けてくれたんじゃ…?


田中カケル君は、田中ショウ君からネクタイを受け取っていない。

これが意味することって?

鈍感な僕は、そこまで深く考えず、自分の都合のいい結論にたどり着いた。


 きっと、まだ渡してないんだよね…