“ガラガラガラ~”
「りょーう♪」
“シーーン”
りょうに会いに生徒会室に来てみたけど、誰もいなかった。
あたしは、首を傾げる。
昨日、ものすごく綺麗にしたはずの生徒会室。
けど、1日経ってもう汚くなっていた。
床に広がる、書類やファイル。
一体何があったんだ?
“キラーン”
書類やファイルに紛れて、何か光った気がした。
あたしは、それを拾ってみる。
ちっちゃくて、機械のような、黒い玉。
何だこれ?
あたしはそれをまじまじと見た。
“~♪♪~~♪”
あたしのセーターのポケットが震える。
「もしもしー。」
『あっ輝ちゃん。』
電話の相手は矢野ちゃん。
矢野ちゃんから電話なんて珍しいと思いながら電話に出た。
『うまい具合に、
生徒会室から出てきてくれない?』
「それ、どういうこと?」
『うーんとね…』
あたしは戸の近くで何か動いている気がした。
そこにいたのは、何かジェスチャーをしている、りょうだった。
…そういうこと!
あたしはあの変な黒い玉を適当に置いて、
「矢野ちゃん、どうしたの?
あっ、また間宮が…」
嘘の会話をしながら生徒会室を出た。

