「黒田君!
見つかった?」
僕は首を横に振る。
かれこれ1時間が経過した。
安藤君にさらに焦りが見え始める。
「もしかしたら、
もう捨てられちゃったとか…」
考えれば考えるほど、悪い方向にしか進まなかった。
「あれ?
安藤君たち…どうしたの?」
偶然、田中カケル君の方に出くわした。
「安藤君…」
「言いにくいんだけど
誓約書がなくなって…。」
「大変じゃん!
俺も探すの手伝うよ!
まだ探してないとこは?」
「体育館とか特別室方面が
まだなはずです。」
田中カケル君は協力的で、誓約書探しを手伝ってくれた。
「ねえ黒田君。」
「何ですか、安藤君?」
僕は先に体育館方面を探しに行った田中カケル君を追いかけようと、走ろうとしたところ。
安藤君は僕のことを止めた。
「ちょっと俺、
別行動取るね。」
と言って、安藤君は逆方向へ消えていった。

