家の中も、やっぱり広かった。 案内された部屋へ行くと、そこはとても綺麗だった。 「そこのソファに座っててください。」 言われたとおりに、ソファに座る。 フカフカしてて、気持ちいい。 「救急箱、持ってきますね。」 そう言ってニコッと笑い、部屋を出て行った。 お…落ち着かない…。 こんなに広いと、逆に落ち着かない。 そんなことを考えてると、男の子が戻って来た。 本当に手当てするつもりなんだ…。 そんなの、小学生以来だよ。