メガネ君のヒミツ。




「これくらい大丈夫だから」




大丈夫って…痛そう…。




「ごめんね、あたしのせいで」




たくさん迷惑かけてしまった。




「もう謝るな」




「…うん」




あたしに関わって、後悔してる?




めんどくせー女、とか…思ってる?




自然と俯いてたあたしの頭に、涼は手を置いた。





その大きな手で、撫でてくれたんだ。





…どきっ。





心臓が、大きな音を立てた。