「ありがとっ」 「当たり前じゃん。親友なんだから」 そう言って笑う彩未。 やっぱりあたし、彩未がいないとダメだな…。 って、強く思った。 いつかは離れちゃう日が来るけど。 その時までは、ずっと一緒にいてね。 「おしっ!!」 自分に気合を入れる。 「行くよ?」 そう言って扉に手をかけた彩未に、笑顔で頷く。 「うんっ!!」 そして、彩未が教室の扉を開けた。