どうしよ…っ。 みんなはこっち見てるし…。 このまま席に着くことは出来ない…。 「…はよ」 「え…」 そんな沈黙を破ってくれたのは。 ……涼くん、だった。 俯いてて、視線は合わなかったけど。 それでも、すっごく嬉しかった。 返事してくれただけで、充分。 「おはよう。」 「お…おはよ」 みんなが、小さい声だけど、返事してくれた。 びっくりしたけど、嬉しくて、自然と笑顔になってた。