「おっはよー!」 待ってる彩未に手を振る。 「おはよ。元気だね。」 彩未に言われて、あたしは笑顔で頷いた。 昨日はぐっすり眠れたし、気分がすごくいいんだ。 「元気になったなら、いいけどね」 彩未がそう言って歩き出す。 「うんっ」 あたしも隣に並んで歩く。 他愛もない話をしながら、学校に向かう。 学校が近付くにつれて、あたしの心臓は騒ぎ始める。 頑張ろう、って決めたけど…。 やっぱりまだ、不安なんだ。