「…ん。じゃな、光」




「!!!」




涼くんが帰っていく。





な…何なの。この、胸のドキドキ。




顔もすごく熱い。




もしかして…恋??




ううん、違う。




『光』なんて、急に呼び捨てしたりするから。




だから、びっくりしたんだ。




…うん、きっとそうに決まってる。





空を見上げると、キラキラと星が輝いていた。




あたしは「うーん」と伸びをして、家に入った。