「蘭って女の子も、もしかして素顔知ってるんじゃないの?」




「えぇ!?」




そんな訳ないはず…。




だって、学校ではいつも地味メガネだもん!!



「だって、おかしいじゃん。その可能性は充分ある。」




「でも、どうやって見たの?」




「うーん…。それは偶然じゃない?」




「……」




彩未の考えは、間違ってないような気もする。




偶然見て、一目惚れ、とか…。




「なるほどね…」




楽しそうに笑ってる彩未が、何か怖い。




大丈夫、だよね?