「突然倒れたからビックリしたよー」 「えっ…」 あたし…倒れたの!? やっぱりちゃんと寝るべきだったな…。 今更後悔しても遅いんだけどね…。 「あのさ、単刀直入に言うけど、」 …嫌な、予感がした。 蘭ちゃんがここに来た、本当の理由。 戸惑うあたしが、真っ直ぐな瞳に映っている。 「涼君に、近付かないでくれるかな?」 「え?」 …何で??