「!!!」




現れた人物と、ばっちり目が合う。




動揺するあたしとは反対で、彼女はとても落ちついていた。




逆に、それが怖く感じてしまう。




あたしに…何の用があるんだろう…。




「光ちゃん…だよね?」




「あ…はい」




何であたしの名前知ってるんだろう…。




言った覚えなんてないような…。




そう思いながらじっと見てると、彼女は笑った。




「大丈夫?」




「え?」




大丈夫?…って、何が?