「どうでもいいじゃん!!」 「…よくない」 涼が、真剣な瞳であたしを捉えてて。 あたしは慌てて逸らした。 「何でもないから!!」 そう言って、あたしは彩未の席へ向かった。 「どうしよう…もうダメだ…」 落ち込むあたしを見て、彩未は楽しそう。 あたしは楽しくないんだからね…!? 彩未だって、好きな人が出来れば分かる!! 「頑張れ」 頑張れないよ…。