あっという間に教室の前。 視界に涼の姿が映る。 と同時に、鼓動が加速を始める。 緊張して、なんか倒れそう…。 「光?」 「…。ん?」 少し遅れて返事すると。 「大丈夫?」 彩未が心配そうにあたしを見つめる。 「だ、大丈夫!!」 必死で笑顔を作る。 がんばれ、あたし!!