「くよくよしてちゃダメだよ!!」 「……」 「付き合ってあげるから」 「彩未~!!」 この人は、本当にあたしのこと分かってくれる。 いつだって救ってくれる。 「よし、ほら行くよ!!」 「彩未だいすきー」 「はいはい」 あたし達はふざけあいながら、学校を後にする。 あたしの落ち込んでた気分も、どこへやら。 すっかり元気になってるのは、彩未のおかげ。 彩未の優しさには、本当にいつも感謝するばかり。