幼なじみ vol.1




気がつけば唯と別れる交差点。


「純くん、じゃあまた明日ね。」


手を振って歩き出そうとする唯。


そのとき、不意に寂しくなった。


俺の知らない世界に行ってしまう様で。


「唯…!」


考えるより先に体が動いていた。


「なっ…え?」


そりゃ、びっくりするよね。


俺は後ろからぎゅっと
唯を抱きしめていた。


どこも行かないで…と思いながら。


「じゅっ…純くん…?どしたの…?」


「ずっと…ずっと、さぁ」