年上ヤクザ




「セレナ、行こう。」

その一言で私は我にかえった。

「はい。」

「どうした?」

「いえ。何でもないです。」



どうしたんだろう。
何で心がこんなに痛いの?



私達はお店の中へ入って行った。








「片桐さん?」

入ってすぐに綺麗な声が亮を呼んだ。


私達が振り返るとそこにはとてもスタイル抜群のモデルのような女性がいた。



「明菜…。どうして…。」

「いやだわ♪婚約者に会えて嬉しいくせに★」



婚約者…?

明菜と呼ばれた女の人は亮に腕を絡ませた。

ズキッ。


まただ。私の心が痛んだ。



「あら?片桐さん、こちらの方は?」


明菜さんは私を見た。

「明菜、離れろ。セレナ、これは…」