私は寝ていた布団の上で正座をして亮さんを真っ直ぐに見た。 「私を…片桐亮と一緒にいさせてください。 貴方といれば私は幸せになる。 闇から救ってください。」 私は頭を下げた。 ヤクザは怖くて…今も嫌い。 でも…亮さんは私の知ってるヤクザじゃない。 だって… あんなに優しく温かい笑顔で私を見てくれるから…。 「セレナ… 俺が、お前を闇から救ってやる。」 亮さんはそう言って私を抱きしめた。